F1では、毎レース順位を争っており、優勝にはもちろん価値があります。
しかし、やはり目指すべきは、ワールドチャンピオンのタイトルでしょう。
このワールドチャンピオンを決めるポイントシステムについて解説しようと思います。
ポイント制度
F1では現在、10チーム20台のマシンでポイントを争っています。
そのポイントは各レース上位10台に与えられ、そのポイントは以下のようになっています。
1位 25ポイント
2位 18ポイント
3位 15ポイント
4位 12ポイント
5位 10ポイント
6位 8ポイント
7位 6ポイント
8位 4ポイント
9位 2ポイント
10位 1ポイント
この他に、ファステストラップを記録したドライバーには
ファステストラップポイントとして1ポイントが加算されます。
このファステストラップポイントについては以下の記事で解説しておりますので、
そちらをご覧ください。
また、この他にも2021年シーズンから導入された
スプリント予選の結果に対してもポイントが付与され、
1位には3ポイント、2位には2ポイント、3位には1ポイントが付与されます。
スプリント予選については以下の記事で解説しておりますので、
そちらをご覧ください。
ドライバーズポイントとコンストラクターズポイント
F1は世界一速いドライバーを決める戦いと思われることが多いですが、
世界一速いマシンを作るコンストラクターを決める戦いでもあります。
このため、ドライバーズチャンピオンシップとは別に、
コンストラクターズチャンピオンシップも存在し、
各コンストラクターから参戦しているドライバーの合計ポイントを争います。
厳密には、ドライバーとマシンにそれぞれポイントが加算されるため、
シーズン途中にドライバーが移籍した場合や、代役出走があった場合は、
2人のドライバーズポイント合計とコンストラクターズポイントに差が出ることもあります。
2019年シーズンにおいて、レッドブルのガスリーとトロロッソのアルボンが、
ガスリーの成績不振を理由にシーズン途中でシートを交代しました。
このため、レッドブルにはフェルスタッペンとガスリーとアルボンの3人のドライバーが
存在したことになりますが、そのコンストラクターズポイントは
フェルスタッペンのシーズン通算ポイントである278ポイント、
ガスリーが移籍前までに獲得したポイントである63ポイント、
アルボンが移籍後に獲得したポイントである76ポイントの合計である
417ポイントと等しくなっています。
また、2020年シーズン第16戦サヒールGPにおいて、
新型コロナウイルスに感染したメルセデスのハミルトンの代役として
ウィリアムズのラッセルがメルセデスから出走しました。
苦しいレース展開ながらも9位に初入賞し、ファステストラップポイントを含め、
3ポイントを獲得しましたが、もちろんウィリアムズにはポイントは加算されず、
ウィリアムズは2020シーズンをノーポイントで終了しました。