理系のF1解説

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F1 GP振り返り

F1 2022 開幕戦 バーレーンGP 振り返り

投稿日:2022年4月3日 更新日:

レギュレーションに大変革がもたらされ、

各チームの勢力図が大きく塗り替わることが予想される2022年シーズンは

フェラーリのルクレールがポールポジション、

昨年チャンピオンのレッドブル、フェルスタッペンが2番グリッド、

激しいチャンピオン争いを演じたメルセデスのハミルトンは5番グリッドからのスタートとなった。

ポールポジションのルクレールがいい蹴り出しを見せ、

フェルスタッペンにかぶせるようにして1コーナーのイン側をキープし、

ホールショットを決めた。

4番グリッドからスタートしたレッドブルのペレスは、ハミルトン、

さらにはハースのマグヌッセンに抜かれ、6番手に後退した。

ハミルトンの隣、6番手からスタートした昨年までのチームメイトである

アルファロメオのボッタスは大きく順位を下げ、14番手まで後退した。

3周目、1コーナーでマグヌッセンがオーバーシュートし、

ペレスが5番手に浮上した。

続く10周目、ペレスがハミルトンをオーバーテイクし、4番手となり

スタート時のポジションへ戻した。

フェルスタッペンはブレーキのオーバーヒートに悩み、

マネジメントを強いられる事となった。

12周目、5番手のハミルトンがピットインし、

ソフトからハードへ履き替えた。

タイヤの温まりが悪いのか、マシンを大きくスライドさせるシーンが見られた。

15周目、フェルスタッペン、サインツがピットインし、

ソフトへと履き替えた。

16周目、これに反応する形で、ルクレール、ペレスがピットインし、

ルクレールはソフト、ペレスはミディアムへと履き替えた。

アンダーカットを狙うフェルスタッペンは1コーナーで届かなかった。

17周目、1コーナーでフェルスタッペンがルクレールをオーバーテイクするも、

次のストレートでDRSを使われ、ルクレールにポジションを奪われる。

18周目も同様に、2本目のDRSでルクレールが前へ出た。

19周目、1コーナーで仕掛けたフェルスタッペンはフロントを大きくロックアップさせ、

オーバーテイクできず、ルクレールのクレバーさが目立った。

28周目、ハミルトンがピットインし、ハードからミディアムへと履き替えた。

31周目、フェルスタッペンがピットインし、ソフトからミディアムへと履き替えた。

32周目、ルクレールがこれに合わせる形で、ミディアムへと履き替えた。

フェルスタッペンには、タイヤのタレを考えて、アンダーカットは狙うなとの指示が飛び、

ルクレールが先頭を守った。

フェルスタッペンはこれに対し、「アンダーカットを狙っていれば、前に出ることができた。」

とエンジニアに対し、怒りを顕にした。

34周目、サインツ、ペレスがそれぞれ、ミディアム、ソフトへと履き替えた。

40周目、アルファタウリの角田がアルピーヌのアロンソをオーバーテイクし

10番手、ポイント圏内へと浮上した。

43周目、ミディアムからハードへと履き替え、1ストップを狙っていた

マクラーレンのノリスがソフトへと履き替えた。

各チームのタイヤへの理解が追いついていないことが伺える。

44周目、レッドブルの2台がピットインし、ソフトへと履き替え、フェラーリに対し揺さぶりをかけた。

ここでフェルスタッペンから「ステアリングがおかしい」との無線が入った。

45周目、サインツがピットインし、これに反応する形でソフトへと履き替えた。

46周目、ガスリーのマシンがリアから出火し、ストップさせ、

これによりSCが出ることとなった。

ルクレールがこの間にピットインしソフトへと履き替えた。

また、フェルスタッペンからステアリングに対しての無線が入り、

「右にも左に切るにもステアリングが重い」と訴えた。

後に、ピットインでのジャッキアップからマシンを下ろした際に、

トラックロッドが曲がってしまったことが原因であると発表された。

51周目、レースが再開されたが、フェルスタッペンはルクレールを追うことができず、

逆にサインツに追われる形となった。

54周目、フェルスタッペンがバッテリーの不調を訴え、

サインツへポジションを奪われた。

そのまま、マシンはスローダウンし、ピットへ戻り、リタイヤすることとなった。

残り2周となった56周目、ペースが上がらずハミルトンに迫られているペレスも同様の問題を訴えた。

ファイナルラップの1コーナーでペレスがスピンし、そのままリタイヤとなった。

エンジンパワーを失ったことでリアがロックしたことが原因だ。

ルクレールがトップチェッカーを受け、ポールトゥウィン、

フェラーリは開幕戦で1−2フィニッシュを飾った。

ハミルトンは、トップ争いができないと語ったマシンで

3位を獲得し、ダメージを最小限にとどめた。

レッドブルの2台はリタイヤを喫し、まさかのノーポイントとなった。

レッドブルパワートレインズ勢唯一の生き残りとなった

アルファタウリの角田は8位入賞となり、2年連続で開幕戦のポイントを獲得した。

F1 2022 第2戦 サウジアラビアGP 振り返り

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